2012/02/16

懐かしの学校給食・アールデコ・トーチカのPiKAPiKA…楽しさいろいろ~川崎市市民ミュージアム~

アート好きに共通する悩みがあるとしたら、
入館料の高さではないでしょうか。
私は1日に2~3件、美術展を観て回ることがあります。
夫もアート好きなので、3件×2人分だと、
なかなかいいお値段です^^;

実は、無料で楽しめるアートスポットもあるのです'o'
川崎市市民ミュージアムに行ってきました^^/


ミュージアムのエントランス

開催中の企画展が3つもありました^^

・「アール・デコの女性と装飾」
・「メディアとアート ラク描キセヨ クリエイティヴユニット トーチカの軌跡」
・「昔のくらし 今のくらし」

…3つ全てが入場無料なのです'o'

上:懐中電灯で絵を描くユニット“トーチカ ”
下:華麗なアールデコのポスター

レトロでポップなチラシ
…ディック・ブルーナの「ミッフィー」の配色のよう



最初に見たのは、「アール・デコの女性と装飾」です。
幾何学的で華麗な装飾文様、
美しく活動的な「モダン・ガール」たち
…印象的なポスターがたくさん´∀`

アール・デコ以前は、男性同伴ではないと、
女性は観劇もパーティにも行けなかったのだそうです。
なので、ひとりで外出したり、喫煙したりする女性まさしく「モダン・ガール」
…始めて知りました!

ポスターだけでなく
当時のファッション誌も見られます^^


お次は、「メディアとアート ラク描キセヨ クリエイティヴユニット トーチカの軌跡」です。
トーチカといえば、「PiKA PiKA」
…空中に懐中電灯でらくがきした絵がアニメーションのように動く映像作品です。
不思議なその作品のしかけはシンプルで
長時間露出のデジカメ写真×コマ撮りの手法で作られています。

現代アートやメディアアートに触れたことがない人でも、
素直に楽しめる作風が魅力です。

印象的だったのは、代表作「PiKA PiKA」が生まれた経緯です'o'
キャプションの一部をご紹介します。

「東京に来て絵を描く仕事をしていたら、
絵を描くこと自体が嫌いになるほど疲れてしまった。
ものをつくるのが好きでこの業界に入っているのに、
だんだんルーチンワークになってきて」(モンノ) 
「ミクシィの『ショートフィルム研究部(仮)』というコミュニティを僕が作ったんです。
そのオフ会として集まって、ペンライトで空中に絵を描いた」(ナカタ) 
「リハビリのような意味あいがあった。
絵を描く仕事で疲れてきている自分たちと同じような人々を、ネットを通じて集めて。
それでピカピカが始まった」(ナカタ)

…昔読んだ、アートセラピーに関する本を私は思い出しました。
“快復し始めるとき、クライエント(=患者さん)がつくるアートに
きらりと光る表現が生まれることがある”というような内容です。

…「つくる」ことに疲れたアーティストが、「つくる」楽しみを再発見した!
アーティストとしての“知識”や“経験”に加えて、
“快復”・“再生”・“癒し”といった要素が加わることで、
作品に活き活きとした魅力が備わったのかもしれません。

ワークショップも開催!…楽しいこと間違いなs



最後は、「昔のくらし 今のくらし」です。
原始古代から現代までの人々の暮らしを、生活用具の変遷から振り返る展覧会です。
レトロな家具や電化製品が満載で興味津々です^^
昭和30年代の茶の間の再現コーナーもありました'o'
「ALWAYS 三丁目の夕日」で見たような風景
…昭和レトロ好き、団塊世代のハートを掴んでしまいそう^^

川崎市民ミュージアムのHPより転載

鑑賞後のお楽しみはランチです^^/
…ミュージアム併設のカフェでは、「昔のくらし 今のくらし」にちなみ、
特別メニュー「昭和30年代から50年代の学校給食」を提供していました。

・砂糖たっぷりの揚げパン
・鯨のカレーシチュー
・小豆入り脱脂粉乳

鯨の肉がごろごろ入ったシチューは食べ応えがありました
…牛・豚・鶏さんのほうが、軟らかくてジューシーかも^^;
なかなか味わえないグルメを堪能しました。


金属製の食器とトレー…まさに給食!



川崎市市民ミュージアム  http://www.kawasaki-museum.jp/ 
神奈川県川崎市中原区等々力1-2
044-754-4500

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