2011/10/24

「アール・デコの館」東京都庭園美術館~番外編・東京さんぽ~

風に冷たさを感じるものの、日差しが温かな季節。まさに、さんぽ日和。
東京散策をしました。

浅草をぶらりと散策し、鉄板焼きランチを食し、目黒に移動。
JR目黒駅東口から白金方面に歩くこと10分弱。
本日の目玉・東京都庭園美術館に到着です。

アサヒビール本社とスカイツリー
金色のオブジェはきんと雲ではなく炎'o'
「ステーキとみい」で柔らかなお肉を堪能^^
店員さんが目の前で焼き、切り分けてくれます


モダニズム建築ならではの簡素な概観
一見すると、単なる古い建物^^;

ちょっとレトロでモダンな外観は、一見すると地味ですが、一歩室内に足を踏み入れると…
豪華かつ繊細なアールデコの世界が広がっています!

ルネ・ラリックのガラスレリーフが玄関にてお出迎え

それもそのはず、東京都庭園美術館の建物は昭和8年に朝香宮邸として建てられ、
戦後は外務大臣・首相公邸、国の迎賓館として使用された時期もあったのです。
昭和58年に美術館となり、エミルタージュ美術館所蔵のガラス工芸品・オールドノリタケの食器・
タイポグラフィーのポスターなどデザインや工芸に関する企画展が数々行われました。
アートを展示する建物というよりは、建物自体がアートな美術館です。

今回の企画展は「アール・デコの館」。
毎年、数週間程度、建物が一般公開され、普段の企画展では入れない部屋を見ることができるのです^^。
しかも、改修・拡充工事のため、11月から全面休館となり、リニューアルオープンは平成26年の予定。
今、行かないと、当分見られません。じっくり見てきました^^。


香水塔と呼ばれるオブジェ
照明上部に香水を入れ、香りを漂わせていたそうです

大客室のシャンデリヤ

大客室の扉
エッチングで描かれた幾何学模様が美しい


香水塔、シャンデリヤ、ガラス扉…めくるめくアール・デコの世界。
扉の取っ手、柱の金具、ラジエーターのカバーなど、あらゆるものに優雅な細工が施されているので、室内をよく観察します。



ドアの取っ手にも細かな細工
柱上部の細工
顔を上げないと気づかない

ボイラーで発生させた熱もしくは蒸気を各部屋に循環させ、暖房にしていたようです。
そのため、ラジエーターカバーは至る所にあるのですが、1つとして同じデザインのものがありません。
ラジエーターカバーを見比べるだけでも、十分価値があります。



モダンな幾何学文様

かわいい魚もいます

上品な花文様

部屋全体を魚が泳いでいるよう


“庭園”美術館というだけあって、庭も必見です。
茶室を配した日本庭園、西洋庭園、野外彫刻など、見るものはたくさん。
オープンテラスのカフェも気持ちよさそう。
のんびり休日を過ごすのに、おすすめの場所です。

「アール・デコの館」
会期:2011/10/6(thu)~31(mon) *10/12・26は休み
場所:東京都庭園美術館 http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html
東京都港区白金台5-21-9

ステーキとみい
東京都台東区雷門2-4-9 名祐ビル
http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13016841/





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